バセドウ病
バセドウ病とは?
自己抗体によって、甲状腺が刺激され、甲状腺が肥大し甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。20歳~40歳の女性に多い疾患です。
バセドウ病の原因
一言で言いますと、「免疫の異常」です。
甲状腺抗体がご自身の甲状腺を刺激して、必要以上に甲状腺ホルモンが作られてしまいます。
バセドウ病の症状
3徴(Merseburg3徴):甲状腺腫大・眼球の突出・頻脈です。
- 甲状腺腫:
健康診断等の診察時に大きいと指摘されてご来院される方が多くいらっしゃいますが、御自身で気が付かれたり、ご家族様に指摘されて来院される方もいらっしゃいます。
- 眼球の突出:
自分の顔は毎日鏡で見ているため、なかなか気づかない方もいらっしゃいますが、以前よりも目が大きくなってきたり、瞬きが少なくなり目が乾きやすくなります。
- 頻脈:
安静にしていても以前より動悸を自覚されることが多くなってきます。時に心房細動といった不整脈を合併することもあります。
バセドウ病の治療方法
基本的には3つです。
- お薬:抗甲状腺薬治療
お薬で治す方法です。定期的に内服して甲状腺ホルモンを下げていきます。薬の効果は個人差が大きく、短期間で良くなって薬をやめられる方、数年間投与を続けられる方もいます。お薬によっても副作用があるため、ご相談のうえ、治療をすすめてまいります。
- 手術:甲状腺亜全摘手術
抗甲状腺薬でホルモンが改善しない方が対象となります。3g前後の甲状腺を残置して手術を行います。手術後に完全に甲状腺機能が正常となる方は約70~80%と言われています。
- 放射線治療:放射線ヨード療法
ヨードの含まれたカプセルを内服して、甲状腺を内部照射によって、甲状腺の細胞を減少させます。この治療方法も、抗甲状腺薬で改善しない方に適応があります。
この治療方法は当クリニックでは行っておりませんので、ご希望の方やお薬で効果が得られない方に対して、ご相談の上、紹介状を発行し、適切な医療機関へご紹介させていただきます。
- 妊婦または妊娠の可能性がある女性
- 授乳婦
- 原則として18才未満の方
地域医療連携病院一覧
世田谷内科・糖尿病総合クリニックでは、他医療機関と協力しながら、
地域から求められる医療を提供していきます。
世田谷区
- 奥沢病院
- 関東中央病院
- 玉川病院
大田区
- 松井病院
- 荏原病院
- 東急病院
- 田園調布中央病院
- 牧田総合病院
目黒区
- 三宿病院
- 東邦大学医療センター大橋病院
品川区
- 昭和大学病院
渋谷区
- 広尾病院
文京区
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院
中央区
- 聖路加国際病院
LINEから質問をする or LINEから予約へ進む